病院・施設等、医療・福祉関連でお仕事されている方へ向けた、2024年度上期「排泄トレーナー養成コースステップI」講座(バージョンアップ版)の日程と場所、プログラムをご案内致します。
2024年のバージョンアップ版では、「創傷」の中でもスキンケアと褥瘡予防に焦点をあて、医療福祉機器の専門メーカーの方から、商品に関する最新情報(知識)や実演によるご指導をいただけることになりました。また当日は、カタログやサンプルもご用意してくださる予定です。
さらに、講師が代表新田に加え、皮膚排泄ケア特定認定看護師の鈴木真由美先生(先生のプロフィールはこちら)が加わって下さり、皮膚、特に現場でのお困りごとが多い創傷についての対処方法、即使えるワセリンの的確な活用方法など、本には載っていない最新の知識を得る事ができるようになります。プログラムの骨である「排尿編・排便編・皮膚編」は継続しつつ、「皮膚編」のボリュームが増えます。
自分自身のスキルアップやアップデートとして、是非この機会をご活用下さい。
※なお、受付開始は3月上旬を予定しております。後日、追加情報にて開催場所の地図、申し込み方法、キャンセルに関するご注意事項等についてもお知らせします。
2024年度上期の開催日程、及びメーカー様ご紹介
- 5月11日(土)~12日(日)
茨城県土浦市「国立病院機構霞ヶ浦医療センター」内、研修施設
(茨城県土浦市下高津2丁目7−14) - 6月8日(土)~9日(日)
墨田区千歳にある「江島杉山神社」内、杉山鍼按治療所の研修施設
(東京都墨田区千歳 1 丁目 8-2)
株式会社 ケープ 様
「日本の床ずれ対策の進化とともに”Loving Care“をテーマに歩んできた四半世紀。」
もっと人に温かい「介護」を。もっと積極的な「体圧分散ケア」を。
(ホームページより:https://www.cape.co.jp)
「体圧分散ケア」において、エアマットレスからウレタンフォームマットレスだけでなく、ポジショニングピローなど関連商品などにも力を入れておられ、学会での展示、さらには各地でセミナー・勉強会を開催しておられます。早期にケア介入していただくための情報提供も積極的に実施。今回は、現場で即実践でできる褥瘡・拘縮予防のためのポジショニング、ピローの使い方について学ぶ事ができます。
- 6月22日(土)~23日(日)
北海道札幌市中央区北二条西2丁目26番 仲通東向き 道特会館(ドウトクカイカン)6階 中会議室
(〒060-0002 札幌市中央区北2条西2丁目26番 仲通東向き) - 9月28日(土)~29日(日)
茨城県土浦市「国立病院機構霞ヶ浦医療センター」内、研修施設
(茨城県土浦市下高津2丁目7−14)
アルケア株式会社 様
「Brand Message「つなぐ手あて、ひらくケア。」 ケアすることの可能性をもっと豊かに。ケアを受けることをもっと前向きに。私たちが見据えるのはそんな明日の形です。
(ホームページより:https://www.alcare.co.jp/)
4つの専門領域(整形外科領域 褥瘡・創傷領域 ストーマ領域 看護領域)で事業を展開しておられ、展示のみでなく、セミナーや勉強会等も熱心に取り組んでおられます。今回は、適切なスキンケアを行う上で重要な「保清」「保湿」「保護」について、実際に商品を使用しながらレクチャーしていただきます。また、IAD(失禁関連皮膚炎)、ポジショニングについても教えていただけます。
プログラムのご紹介
2024年度上期「排泄トレーナー養成コースステップⅠ」
1日目:10:00~16:50
★排尿編 10:00~12:00
- 泌尿器系のしくみと役割(基礎編)
- 尿の性状
- 排尿のメカニズム
- 高齢者の特徴:老化に伴う変化
★排便編 13:00~15:00
- 消化器系のしくみと役割(基礎編)
- 便の性状
- 排便のメカニズム
- 高齢者の排便障害(便秘・下痢)
★紙おむつについて 15:10~16:10
★本日のまとめ 16:20~16:50
2日目:9:45~16:45
★皮膚編 9:45~12:15
※後半は鈴木先生の講義となります。
- 皮膚の構造と機能(基礎編)
- 加齢による皮膚の変化
- 高齢者に多いスキントラブル
- 創傷(きず)の見方 (鈴木先生)
- 現場での応用 ワセリンの効果的な使い方 (鈴木先生)
★2組に分かれての演習 (交代制) 13:15~14:30 14:40~15:55
- メーカーの方から最新情報の提供
(講演・実演を予定) - おむつの当て方(実技)
●修了テスト 16:05~16:30
修了式:修了証及びバッジの授与
参加費・定員・お申し込み方法
- 参加費
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2日間:20,000円(税別)
テキスト代、修了テスト、修了証書・バッジ込みの料金です
(勤務の都合などで、1日のみ参加希望の方はご相談下さい) - 定員
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20名
※受付開始は3月上旬を予定しております。後日、追加情報にて開催場所の地図、申し込み方法、キャンセルに関するご注意事項等についてもお知らせします。
鈴木真由美先生のプロフィール
茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター勤務
〔資格〕
皮膚・排泄ケア特定認定看護師 皮膚疾患ケア看護師 ※床ずれの外用薬処置を得意とする
キネステティクス認定プラクティショナー 排泄トレーナー認定講座1期生
〔皮膚・排泄ケア特定認定看護師とは〕
「皮膚・排泄ケア認定看護師」は 2007年7月に、WOC 看護認定看護師より名称変更されました。 さらに、その中でも、特定行為研修を修了している看護師の方を「特定認定看護師」と呼んでいます。特定行為とは、 医師からの包括的な指示により実施できる特定の診療の補助行為であり(現時点で 38 の行為)、その都度、医師の 指示を待つことなく看護師の判断で迅速に対応することが可能となります。そのため、実践的な理解力・思考力及び判断力 並びに高度かつ専門的な知識及び技能を身につける特定行為研修を受けておられます。
(参照:一般社団法人日本創傷・オストミー・失禁管理学会)
〔皮膚疾患ケア看護師とは〕
公益社団法人日本皮膚科学会が平成 29 年に制定した認定資格です。
この制度は、皮膚疾患のケアに関する優れた看護師を教育、育成することで、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医(以下「皮膚科専門医」という)等と連携・協働して医療技術の進歩を図るとともに、皮膚科専門医等及び患者等との協力により医療水準の向上を図り、系統的治療により、国⺠の健康と福祉に貢献することを目的としています。
(参照:公益社団法人日本皮膚科学会)
資格審査や、厳しい要件をクリアしなければならず、全国でも約 160人(ホームページの看護師一覧より)の方しか取得しておられません。